副業禁止の会社でKindle出版をするときの3つの注意点
最近、毎日のように聞く「働き方改革」という言葉。
残業が減って早く帰れるのは嬉しいですが、結局は残業代も減って退勤後の時間を持て余すなんてことも。
そこで働き方改革によって生まれた余暇を有効活用しようと副業を考える人も多いと思います。
しかし、多くの会社では副業禁止。
そんな状況でも副業としてKindle出版を続けていくためのコツを書きました!
ちょっと待って!あなたの会社は副業OK?
2018年現在、複数の職業を持つ人が多くなってきています。
特に、お笑い芸人は各界への進出が目立ちますよね。
焼肉屋、ラーメン屋、マラソン選手、画家、作家、映画監督などなど。
お笑い芸人の例のように、今では1つの職業を縦方向に極めるよりも、複数の職業を横方向に展開する(パラレルワーク)ほうがローリスクで発展が見込めるとされています。
わかりやすく言うと、お笑い芸人で獲得した知名度を生かしてラーメン屋に集客みたいなことです。
シナジーとも言ったりします。
パラレルワークが頭角を表しつつある中、平成30年1月には政府のモデル就業規則が改正されました。
その中では「副業を禁止する」という項目がなくなっています。
しかし、世間一般の会社はまだ政府が改正したモデル就業規則に続くことができずに「副業禁止」の文言を残しています。
建前は本業に専念してもらうためですが、本音は人材流出を防ぐためでしょう。
「副業してみたら本業より稼げちゃった」みたいな人が出てきて次々に辞められたら会社は困りますもんね。
でも法的には副業は禁止できない!
「調べてみたらうちの会社も副業禁止だった」と副業を断念するのはまだ早いです。
実は法的には会社は副業を全面禁止することはできません。
すなわち、会社が副業を禁止することは違法行為なのです。
なぜなら会社は就業時間以外の過ごし方について口出しすることはできないからです。
ではなぜ就業規則に堂々と違法行為を書いているのでしょうか。
それは副業OKにしてしまうとみんなが副業を始めてしまうけど、副業禁止ならよっぽどのことがない限り副業しないからです。
もしも副業OKの場合、小遣い稼ぎでコンビニバイトをしようと考える人がいるかもしれません。
でも副業禁止ならわざわざ会社に掛け合ってまでコンビニバイトはしませんよね。
つまり、副業禁止は一種の予防線です。
このような経緯があり、実は副業を許可制にしている会社がほとんどだと思います。
安心して副業を続けるための3つの注意点
一部の職業を除いて(公務員など)、法的には副業をすることは法律上問題ありません。
しかし、法的には問題なくてもコソコソと副業をしていたことがバレるのは避けたいですよね。
ここでは、会社に気付かれないようにKindle出版などの副業を続けるための注意点を3つ紹介します。
①あくまで本業第一
副業は文字通り、本業のかたわらで行うものです。
したがって、寝る間を惜しんで副業をして、本業がおろそかになるという状況は絶対に避けなければいけません。
「あいつ寝てなさそうだけど大丈夫か?」と同僚に心配されるくらいならかわいいものですが、エスカレートして最終的にクビにされては元も子もないです。
②身元がバレないようにする
アルバイトに比べると、アフィリエイトやKindle出版といった副業は会社にバレる心配は少ないです。
しかし、油断は禁物。
TwitterやInstagramなどのSNSから発覚したり、同僚にポロッと喋ったことでバレたりするケースもあります。
副業をオープンにせず匿名で続けることを心がけましょう。
③副業の収入の合計を把握する
副業がうっかりバレるケースがこれ。
制度の改正等が随時あるため詳しい内容については各々で調べてほしいのですが、副業の収入の合計が20万円を超えると課税対象になり、確定申告が必要になります。
そうなると、副業をしていない人よりも引かれる住民税が増えるため、会社に気付かれる可能性があります。
対応策としては副業の分の住民税を自分で払ってしまうこと。
完璧ではありませんが、こうすれば会社が見つけ出すことは難しくなります。
もし20万円を超えそうなら、しっかりと確定申告をして、その分の住民税は自分で払うように手続きしましょう。
ちなみにKindle出版で稼ぐコツはこちらに書いてます。
まとめ
会社と副業の関係を整理して、安心して副業を続けるコツを書きました。
安定した会社で十分な給料をもらって副業はしないというのが一番ですが、このご時世そうもいきません。
リスクを覚悟の上で副業を始めるなら、今回書いた注意点を最低限守り、くれぐれもバレないようにしたいですね。